薬剤師の転職活動

薬剤師が職場に合わないと感じて転職するときに気を付けること

薬剤師が職場に合わないと感じて転職するときに気を付けること

  • 2020.12.9

せっかく見つけた好条件の職場。
でも「何だか合わない!」「居心地が悪い!」と感じることもありますね。

人間関係や雰囲気などで、自分が職場に合わないと感じる薬剤師は珍しくありません。
スキルアップしたいのにそれが叶わない職場で働くのも、職場が合わないことに。

特に病院や個人薬局は、独特のルールが増えがち。
新卒薬剤師や新しく入った薬剤師が、合わないと感じやすいです。

合わない原因を解決できるのが理想ですが…
どうにもできず、転職を選ぶケースも少なくないのが現状。

ここでは職場に合わないと感じる薬剤師さんに向けて、解決策や転職のときの注意点をまとめて行きます。

職場が合わないと感じて転職する薬剤師は多い

薬剤師の世界は転職が多く、合わないと感じたらすぐにやめる人も珍しくありません。
その中で、職場が合わないことを転職理由にしている方は多いです。

薬剤師さん100人に、転職理由を聞いた結果が以下です。

参考記事 転職経験者100人に聞いてわかった!薬剤師の転職理由はどんなもの?

その他の内訳は「人間関係」や「体調不良」「転勤・転居」など。
結婚・出産などを除けば、多くの人が「職場に合わない」ことを転職理由に挙げています。

自分の仕事に臨む姿勢や性格・昇進ペースなど…
様々な要因が、合わないと感じる結果に繋がっています。

実際に上のアンケートでも、転職理由は複数あると回答する方が多く見られました。

女性薬剤師・左手

職場に合わないという理由で退職しても転職に影響はほとんどなく、上のアンケートに回答した薬剤師さんの約6割が、転職活動から1カ月以内に転職できています。

薬剤師はどんな職場が合わないと感じるか

バツ

やりがいが感じられない職場

自分のやりたい仕事が出来ない職場では、合わないと感じてしまいますね。

「病院で働きたかったのに、面接で落ちて調剤薬局に入ることになった。」
「調剤の仕事がしたかったのに、OTCのみの店舗に配属されてしまった。」

希望と違う職場に入ってしまうと、後々不満が募るのは当然です。

他にも、「しっかり服薬指導をしたいのに、忙しくて患者さんと話す時間が取れない薬局に配属されてしまった」など、仕事内容が自分に合わないことも。

薬剤師の職場は、求人票だけでは自分に合うか判断できないこともあります。
入社してから「自分に合わない」と後悔する人は、珍しくないということです。

人間関係が悪い職場

薬局という狭い空間で働く薬剤師は、人間関係の問題が起きがち。
特に調剤薬局は女性の割合が高く、一般的な企業に比べても人間関係トラブルは多めです。

「コミュニケーションを取れずに、孤立してしまう。」
「業務やプライベートで嫌がらせされる…。」

そんなツライ思いをしている薬剤師は、意外に多いんですよね。

人間関係問題の難しいところは、簡単には解決しないところ。

子どものケンカとは違い、こじれた人間関係はそう簡単に修復できません。
誰かが異動・転職することで、解決というパターンも多いのです。

参考記事 人間関係で転職する薬剤師。後悔しない転職先の探し方を教えます!

意識の高すぎる職場

周りとの意識の違いも、職場が合わないと感じる原因に。

意識の高い薬局や企業では、勉強会が頻回に開催されたり、自発的な研鑽を押し付けられたりする場合もあります。
もちろん勉強は必要ですが、プライベートに影響が出るほどは大変ですよね。

任意ではあるものの、断ると「まわりが頑張っているのにどうして?」という空気に…。
なので、参加せざるを得なくなってしまうんです。

仕事に対する考え方や勉強のスタイルは、人それぞれ異なります。
押し付けられてしまうと、合わないと感じるのも当然です。

女性薬剤師・左手

最初は自分に合う職場と感じていたのに、自分や周囲の異動をキッカケに合わないと感じることもよくあります。

職場が合わないと感じる薬剤師はどうすればいいか

職場が合わないとき、転職をするのはもちろん有効な手段です。

ですが、その前にできることがあるかもしれません。
転職はあくまでも、最終手段と考えてください。

転職は悪いことではないですが、転職回数が多すぎるとデメリットも。
イメージもそうですが、退職金や出世にも影響があります。

参考記事 薬剤師が転職を繰り返すデメリットは、言い方ひとつで印象が変わる

「職場に合わない!辞めたい!」
そう感じたら、何が合わないと感じるのか自分の中で整理してみます。

その上で管理薬剤師に相談したり異動願いを出すなど、問題解決に向けて行動してみましょう。

職場によっては、匿名で相談できる窓口が設置されていることも。
ドラッグストア大手のスギ薬局にも、「メンタルヘルス110番」という相談窓口があります。

参考 スギホールディングス 働きやすい環境

相談しても解決しないと判断できた場合は、気持ちを切り替えて転職へ向かうのが最善ですね。

女性薬剤師・左手

問題が根深く、時間や努力が解決してくれない場合も少なくありません。問題解決のための行動は大切ですが、ガマンのしすぎはダメですよ。

筆者が合わない職場で働いた体験談

当時私は、平日4日勤務のパートでした。
17時までの勤務だったので、帰宅後は大急ぎで晩御飯の支度をしてました。

ある時、近隣の店舗から50代の男性薬剤師が異動で来たんです。
とっても熱心で仕事はマジメ、患者さんからの評判も良かったんですが…

ちょっとマジメすぎたんですよね(泣)

当時働いていた薬局は、地元で1番大きな総合病院の門前薬局。
常に覚えることがあり、私も休憩中など一生懸命新しい情報を取り入れてました。

ただそれでは不足!と50代の男性薬剤師さんが言い出し…
毎週テーマを決めて、意見交換会兼勉強会をやるということに。

パートさんもできるだけ参加して!とのことで、私は17時から仕事が終るまで待ってました。
他のパートさんはラストまで勤務だったので、待っていたのは私だけです。

その結果、勉強会の日は夕食の準備が間に合わず、お惣菜か外食に。
平日も勉強会の予習が大変で、家の中がゴチャゴチャ…

大変でしたが、全員勉強会に出ているのに出ないとは言えなかったんですよね。
結局、不満を言い出せずに辞めてしまいました。

そしてその後、私の代わりに新しいパートさんが入りました。
(仲のよかった事務さんから聞きました。)

その方、勉強会については即答でこのように答えたそうです。

「家庭の用事があるので、勉強会は出られません。勤務時間中に意見を求められれば、しっかり返答させてもらいます。」

それを聞いたときはビックリしましたが…結局何も問題になってないそうです。
仕事はきちんとするし、誰も勉強会に出ないことを批判していないそう。

それを聞いたとき、私も辞める前に無理なことは無理と言えばよかったと後悔しました。

まあ、言えないから辞めちゃったんですけどね。
それ以降は辞めるくらいなら、言いたいこと言ってみよう!のスタンスで、職場と家庭のバランスを取って働いています!

※もちろん何を言っても、解決しないことも。
私は職場いじめが原因で退職したこともありますが、もっと早く辞めればよかったと思ってます。

参考記事 薬剤師がいじめに耐えるのは間違いだった。退職に追い込まれた経験者が伝えたいこと

女性薬剤師・左手

職場でのトラブルや問題は、薬局長や管理薬剤師だけではなく、人事部など本社に相談してみるのもアリです。

薬剤師が職場に合わないと感じて転職するときに気を付けること

転職癖を付けないようにする

転職によって現状を打破できても、転職が癖になるのはNG

次の職場でずっと働くことを前提に、転職先を探しましょう。

ミスマッチを防ぐためにも、まずはしっかりと求人票を見ること。
その上で転職サイトも利用し、転職エージェントからも情報収集するのが大切です。

参考記事 薬剤師の求人情報の見方とその活用方法のすべて

職場の雰囲気など、自分の目で見ないとわからないこともありますね。
正直、薬局長の人柄も大事です。

職場見学なども積極的に行き、後悔のない転職にしましょう。

退職理由を見つめなおす

自分が思っているのと、本当の不満って違うこともあるんですよ。

例えば人間関係がイヤと思っていたけど、実は忙しすぎることが原因ということも。
忙しすぎて、ギスギスしている薬局は多いですね。

本当の退職理由や不満は、誰かに話すと自分の考えが整理できますよ。
友人や知人に相談しても良いですし、もちろん転職エージェントでもOKです。

退職理由がまとまれば、志望動機もしっかり話せるようになります。
薬剤師も面接で落ちる時代なので、面接対策は万全で挑みましょう。

参考記事 薬剤師転職面接の退職理由と志望動機はセットで考える!転職エージェントが解説します

条件の優先順位を決める

全てが自分の希望する条件にピッタリの職場。
見つかれば良いですが…実際はそう上手く行きません。

だからと言って、妥協ばかりでは後悔の原因に。
そこで転職先に求める条件に、優先順位を決めましょう。

例えば私なら家庭との両立が第一。
優先条件は、以下のようになります。

筆者が働く場合の転職先の優先順位

  • 残業の有無
  • 職場までの距離
  • 時給

残業がなく自宅に近い職場なら、多少時給が低くても妥協するということです。

優先順位を決めたら、条件に合う求人を転職エージェントにピックアップしてもらいましょう。
転職サイトには多くの求人情報が集まるので、自分で調べるより多くの求人情報が手に入ります。

条件に合う求人が出たら連絡をもらうことも可能なので、転職活動の手間が少なくて済みますよ。

女性薬剤師・左手

薬剤師向け転職サイトは数多くあるので、自分に悩みを解決できそうなサイトを利用するのが転職成功のコツです。
各転職サイトの特徴とオススメサイトについては、転職エージェント経験者が転職サイトを比較している記事があります。こちらで自分に合った転職サイトを見つけてくださいね。

【2020年最新】薬剤師転職サイトランキング|エージェントが業界内の評判を元に徹底比較!

まとめ

薬剤師が合わない職場で働くことは、大きなストレスを抱えることに。
ストレスが続くと本人の負担になるだけでなく、過誤を起こしやすくなってしまいます。

まずは何が合わないと感じる原因なのか、1度冷静になって考えてみましょう。
その上で、解決できる問題なにか検討すると良いですね。

相談しても解決しない場合や解決の見込みがない場合は、思い切って転職するのも手です。

転職サイトは、転職の意思が定まらないうちに登録してもOKですよ。
転職エージェントは、転職するかどうかも含めて相談に乗ってくれます。

The following two tabs change content below.
ヤス

ヤス

製薬会社MR→ドラッグストア→調剤薬局と2度の転職を経験。 現在は都内の中規模調剤チェーンで管理薬剤師をしています。調剤業務だけでなく、地域活動や講演活動にも奮闘中。得意な科目は小児科と精神科、婦人科など。趣味はドライブとスノーボード。
0

こんな記事も読まれています

  1. 薬剤師転職6つのコツ、人気求人を手に入れるための全て

  2. 元DgS薬剤師が語るドラッグストアを辞めたいと思う瞬間3選と転職成功例…

  3. 薬剤師の就職先には何がある?人気の就職先はどこ?

  4. 薬剤師の転職での注意点~ブラック企業への転職を避ける方法~

  5. 【薬剤師の転職】辞めてから転職活動するメリットとデメリットは?

  6. 薬剤師の求人情報の見方とその活用方法のすべて

最近の記事

  1. 薬剤師がおすすめする保湿剤10選!含有成分ごとに効果やオススメ商品を紹介
  2. 薬剤師がドラッグストアで働くメリット・デメリット
  3. ウィズコロナの薬局事情。コロナ禍で職場環境はどう変わったか【薬剤師118人にアンケート】
PAGE TOP