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薬剤師と簿記

薬剤師に簿記の資格は役に立つ!?その活用方法と勉強法

  • 2022.07.24

薬剤師が薬局の経営や売上について考えるとき、お金の管理に関する知識は欠かせません。

そして企業のお金の出入りを理解するために役立つのが、簿記の資格です。

ここでは薬剤師が簿記の資格を活用する方法や資格取得の方法を、実際に簿記資格を持つ薬剤師の声をもとにまとめました。

薬剤師がキャリアアップや独立を考えるなら、取得する価値の高い資格ですよ!

簿記とは

簿記とは
簿記とは、お金と物の出入りについて記録する技術のことです。

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
引用元:日本商工会議所Webサイト

医療機関である調剤薬局も、経営を成り立たせるために売上を上げる必要があります。
管理者にとって、お金の管理は必須スキルです。

特にドラッグストアでは、経営への理解・知識があるほど昇進に有利ですね。
将来性が高く人気のドラッグストアへの転職でも、役立つ知識です。

簿記のスキルを判定するための簿記検定に合格することで、簿記の能力を証明できます。

薬剤師が簿記の資格を活かせる場面

薬剤師の簿記活用法
経営状態や売上の把握など、お金の管理が目的である簿記のスキル。

薬剤師が働く上で、簿記の資格を活かせるシーンは以下です。

薬剤師の現場での簿記の資格の活用方法

薬剤師が働く現場で、簿記の資格が活かせるのは主に調剤薬局とドラッグストアです。

経営を続けるために、お金の出入りを知ることは大切なこと。
薬局長や店長・SVとして活躍するなら、経営目線で考える必要がありますね。

簿記3級を持つ薬剤師のAさん
薬局の売上状況を、自身で把握できるようになりました。簿記の知識があることで、薬局長として必要な会議内容への理解もスムーズになりました。

もちろん病院でも、経営状態の把握は重要。

お金の流れを知るスキルが高いと、コスト管理もしやすくなりますよ。

日常生活での簿記の資格活用方法

簿記の知識は、日常の生活においても役立ちます。

お金の流れをしっかりイメージすることで、将来設計や資産運用がしやすくなります。
無駄に気が付くキッカケにもなりますね。

簿記3級を持つ薬剤師のGさん
日常生活のお金に関する不安から、知識を得ようとして資格を取りました。
自分自身の貸借対照表など、損益計算などを意識して家計簿をつけられるようになりました。

薬局で役立つ薬剤師関連以外の資格で6%の薬剤師が取得していた、ファイナンシャルプランナーの勉強にも活かせますよ。

薬剤師は簿記何級まであればいい?

薬剤師と簿記の等級
簿記検定は日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類がありますが、一般的に「簿記」と言うと「日商簿記」を指します。

日商簿記は、日本商工会議所と各地商の工会議所が主催する簿記の検定試験です。
「日商簿記検定試験」が正式名称で、簿記検定の中では最もよく知られています。日商簿記は、1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5種類がありますが、3級から受けるのが一般的です。
引用元:生涯学習のユーキャン

簿記3級の合格率は42.7%、簿記2級の合格率は20.9%とかなり難易度が違います。
※2021年合格率の平均。参考:日本商工会議所Webサイト

結論として、薬局やドラッグストアに勤める薬剤師が簿記を取得するなら3級で十分です。

簿記3級を持つ薬剤師のAさん
売上や原価計算といった薬局の経営に関わる基礎的な部分は、簿記3級がわかっていれば十分です。
棚卸をする理由など、決算に関連する部分も3級程度でわかります。もし自身で薬局を経営をするなら、簿記2級まで欲しいところだと思います。

将来的に経営陣に入りたい、もしくは薬局を経営したいと考えるなら目指すは簿記2級。

2級から受けることも可能なので、2級取得を目指してコツコツ勉強するのもアリですね。

簿記の資格の勉強方法

簿記の資格の勉強方法
簿記検定は受験資格が特になく、誰でも受けることが可能です。

ネットを利用した受験も始まり、検定回数が増えたことでより身近な資格になりましたよ。

簿記資格を取得するための、勉強方法や費用は以下です。

本による独学での勉強方法

学校に通ったり講座を受けなくても受験できる、簿記検定。
本屋さんでテキストを購入し、独学で勉強する人も少なくありません。

簿記3級を持つ薬剤師のGさん
スッキリわかる 日商簿記3級」で勉強しました。項目ごとに学習してから問題解くステップがわかりやすく、イラストもあって読みやすかったです。
問題の解説もしっかり細かく書いてあったので、始めは理解できないものもありましたが、そこまでつまづくこともありませんでした。1日20~30分程度、トータル50時間程度勉強しました。

本での独学は、どこでも進められるのがメリット。
費用も安く済みます。

ちょっとした空き時間などで、コツコツ勉強を進めたい方に向いていますね。

薬剤師におすすめの簿記の資格勉強方法

薬剤師は経済に関する授業を受けておらず、本のみでは理解しにくいケースもあります。

仕事をしながら効率良く学ぶなら、通信講座を利用するのがおすすめです。

簿記3級を持つ薬剤師のAさん
LEC東京リーガルマインドで勉強しました。1週間で詰め込み勉強したけど、それで受かりました。
講座内容は充実していて、わかりやすかったと思います。1日5時間で、トータル30時間勉強しました。

Accountant’s Library(アカウンタンツライブラリー)の講座は、月980円で受け放題。
集中して勉強すれば、初月無料の期間内でも十分に学習できます。

Accountant’s Library(アカウンタンツライブラリー)の公式サイト
https://career.jusnet.co.jp/entry/video-bookkeeping/

STUDYing(スタディング)の講座は買い切り型。3,850円(簿記3級)で、年度末まで動画やテキストを視聴できます。
働きながら時間をかけて学びたいなら、こちらが便利ですね。

STUDYing(スタディング)の公式サイト:
https://studying.jp/


短期間での簿記3級合格を目指すなら、オンライン講座を受ける方が簡単です。

資格取得に必要な費用と勉強期間

簿記3級と簿記2級の、取得に必要な勉強期間と費用の比較はこちら。

簿記3級 簿記2級
検定費用 2,850円 4,720円
勉強時間(独学)※1 100~150時間 150~250時間
勉強時間(オンライン講座)※1 50~100時間 100~200時間
勉強期間 2~4ヵ月 3~6ヵ月

※1 参考:スタディング 簿記講座

年に何度も試験があるため、自分のペースで学習を進めて問題ありません。

検定費用も高くなく、薬剤師が仕事をしながら取得しやすい資格と言えますね。

まとめ

簿記の知識は薬局やドラッグストアの経営を理解するのに役立ち、昇進や転職において有利に働きます。

将来的に、独立を考えるなら必須の知識。
早めに取得することで、勤め先でも経営を学べますね。

テキストによる独学も可能ですが、オンライン講座を利用すると理解度が高まりやすいですよ。

スキルアップのために取得する薬剤師関連以外の資格として、検討する価値のある資格です。

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