調査データ

AIに脅威を感じる薬剤師は何%?薬剤師が考えるAI活用方法

薬剤師が考えるAI活用方法。調剤業務・監査をおさえて1位になったのは?

  • 2022.04.26

薬剤師は定型業務が多く、AIに代替されやすい職業の1つとされています。

薬剤師も定型業務が多かった。患者の状態を鑑別し、どのような薬を処方するかを決めるのは医師である。薬剤師はその判断に基づいて、指示通りに薬を調合する側面が強いからだと考えられる。
引用元:DIAMOND online AIに仕事を代替される職業・されない職業、ランキング&マッピングで判明!

一方で薬剤師の数は、増加傾向。
特に薬局薬剤師数は、右肩上がりで増えています。

厚生労働省は2022年3月17日、20年の医師・歯科医師・薬剤師統計を公表した。20年12月31日時点での薬剤師数は32万1982人で、前回(2018年)調査と比較すると1万693人(3.4%)増加していた。
引用元:DI online 2020年の厚労省統計、薬剤師数は32万人に増加

AIが台頭するにつれ、薬剤師の需要が減少することは間違いありません。
「職を追われるのでは?」と脅威を感じる方も。

そこで薬剤師がAIに対して感じる脅威や、AIの活用方法についてアンケート調査しました。

AIと共存し、生き残れる薬剤師になるための方法を考えてみましょう。

 

この記事を書いた人

三上小夜香 三上小夜香
大手調剤薬局に勤務後、転勤族であるMRとの結婚により退職。結婚後はしばらくパートで働き、派遣薬剤師に転向。妊活に専念するため退職し、現在は子育てとライターの兼業中。趣味はゲームとネットサーフィン。

対象者:薬剤師100人
調査方法クラウドワークスによるインターネット調査
調査期間:2022年3月17日~3月22日

薬剤師はAIに脅威を感じている?

様々な職種で台頭し、労働人口の代替が見込まれるAI技術。

現状では薬剤師業務をAIに奪われてはいませんが、AIを脅威と感じる薬剤師はいるでしょうか。

薬剤師としてAIに脅威を感じますか?
「AIに脅威は感じない」と回答する薬剤師の方が、多い結果でした。

それぞれの回答理由は以下です。
※回答は読みやすいように、一部改変しています。

薬剤師としてAIに脅威を感じない理由

薬剤師としてAIに脅威を感じない理由
AIを脅威に感じない理由は、「AIと薬剤師は棲みわけ可能だから」と「AIには不可能な業務があるから」がほぼ同数です。

どちらも似た意味合いですね。

AIの技術が十分ではなく、現状では脅威ではないと答えた方もおられます。

1位 AIと薬剤師は棲みわけ可能だから 46%

将来的に薬剤師の仕事の一部をAIがとって変わるとは思うけれど、全てが置き換わるとは思えないので。

驚異ではなく、便利なモノとして認識すれば良いから。驚異と感じるのは既存の業務を元にしているから。薬剤師の職域を広げて行けば脅威ではない。

AIでは処理しきれない患者さんの感情の動きや迷いを、人間である薬剤師がフォローできると思うので脅威は感じないです。棲み分ける方向に向かうのではないかと思います。

AIに仕事を奪われるというよりも、AIを使いこなしていくことが薬剤師の大きな助けとなり、患者満足度を上げて行けるのではないかと考えているから。

薬は身体に対して影響を与えるものであり、人対人で話をするからこそ不安が解消できると考える。AIは薬の副作用や相互作用を漏れなく見つけることに長けていると考える。AIを敵として見るのではなく、共存の考えが正しいと思う。

2位 AIには不可能な業務があるから 41%

AIはデータ集積及び情報のアウトプットには適しているが、それを理解し人に伝える能力はないから。厚生労働省の掲げる薬剤師の対人業務への強化の面からは逸脱しているため脅威になりえる可能性は低い。

AIは現状読解力が人間より劣っているため、医師の処方意図を汲みとることができないと思われる。そのため、不要な疑義照会などが増えることも予想され、医師も最終的には賛同できないことになるため、しばらくはそれほど脅威には感じない。

AIにはできない作業があると考えているため。例えば、患者さんの気持ちや背景にあるものはAIには理解できない。

AIには人間特有の持ち合わせている五感で感じる服薬指導、例えば食事・排泄・睡眠・運動・認知機能などの評価ができないと思われる。

薬剤師にしかできない業務の方が遥かに多く、患者さんの要望、ドクターの意図などを総合的に判断出来ないから。

3位 AIの技術がまだ十分ではないから 9%

AIのデータベース形成には時間がかかるため、直ちに薬剤師の業務がAIに置き換わるとは考えにくいから。

AIに薬剤師の業務が取って代わられると以前から言われているけど、実際AIは浸透する気配が一向になく、脅威は無い。

その他 3%

医療関係ではない人々には「薬剤師は必要ない、機械で十分。」と言われるが、本当に薬剤師としての職能を発揮して仕事している人にとっては、全く関係ないと思っている。

多くの薬剤師が、AIと薬剤師は共存可能で、むしろ活用すべきと考えていました。

データに基づき、正しく調剤や監査を行えるAI。
AIには読み取れない、患者さんの感情や複雑な理由による処方を読み取れる薬剤師。

現在のAI技術では、薬剤師の業務を全て置き換えるのは不可能でしょう。

地域連携薬局の実施も人と人との関わりが重要であり、AIによる実施は難しいと言えます。

薬剤師としてAIに脅威を感じる理由

薬剤師としてAIに脅威を感じる理由
AIに脅威を感じる理由として、「正確さや情報量で敵わない」ことを挙げる薬剤師が多い結果です。

対人業務でAIとの差別化は可能ですが、「薬剤師の仕事は対物業務が多い」という声も。

シンプルにAIによって、「薬剤師の必要数が減る」ことも脅威ではあります。

1位 正確さや情報量で敵わないから 66%

知識や作業の部分ではAIの方が正確で速いと思うから。どれだけ経験や知識が豊富な人でもAIには敵わないと思うから。

薬の相互作用や禁忌、投与量など知識では全くAIに勝てないから。いくら対人業務を重視すると言えどAIに取って代わられる未来しか見えない。

薬剤師の役割を作業と意義に分けるなら、作業は網羅的かつミスが少ない機械に勝てるはずがない。提案や指導が薬剤師の意義だとしても、学習が進んだAIならある程度妥当な提案が可能だと思うから。

2位 薬剤師の仕事は対物業務が多いから 19%

普段やっている業務の中で、AIに取って代わられる可能性のある仕事が多いため。薬剤師の存在価値がなくなってしまうかもしれないから。

副作用モニタリングや疑義照会をやられたら立場がなくなる。実際対物業務の方が多く、機械にやられたら大変。

3位 薬剤師の必要数が減るため 16%

薬剤師の必要とされる場面や雇用が減る可能性があるため。 それによる待遇悪化への危惧。

薬剤師がどれほど知識を積んでも、正直機械には敵わない部分があります。
ミスなく作業するのも、人間には限界が。

調剤・監査など薬剤師業務は対物業務が多く、職を追われる危険性がないとは言えません。

薬局の生き残りだけではなく、薬剤師の生き残りも考える必要が出てくるでしょう。

薬剤師の対人業務の中で、AIに奪われる恐れのあるものは?

AIが得意とする、対物業務。
そして薬剤師である人間が得意とする、対人業務。

対物業務の例 対人業務の例
  • 処方せん受取・保管
  • 調整(秤量・混合・分割)
  • 薬袋の作成
  • 報酬算定
  • 薬剤監査・交付
  • 在庫管理
  • 処方内容チェック(重複投薬・飲み合わせ)
  • 医師への疑義照会
  • 丁寧な服薬指導
  • 在宅訪問での薬学管理
  • 副作用・服薬状況のフィードバック
  • 処方提案
  • 残薬解消

参考:厚生労働省 患者のための薬局ビジョン 概要

AIが対物業務・薬剤師が対人業務と棲み分けが期待されますが、対人業務の中でもAIに奪われる業務があると思うか伺いました。

結果はこちら。
薬剤師の対人業務の中でAIに奪われるものはありますか?

大部分の薬剤師が、対人業務の一部もAIに奪われる可能性があると回答しました。

それぞれの回答理由や、奪われると感じる対人業務は以下です。

薬剤師がAIに奪われると思う対人業務

薬剤師がAIに奪われると思う対人業務※複数回答可

7割近くの方が、「処方内容チェック」はAIに奪われると回答しました。

「残薬解消」「疑義紹介」も、AIが実施可能と考えられています。

1位 処方内容チェック 69%

重複投薬や飲み合わせ、禁忌などは現在のレセコンの監査システムで対応しており、多く活用している。それらはAIにとって変わるものが多いと思う。

マイナンバーカードなどで治療内容が開示されれば、処方内容のチェックはAIに敵わないと思います。その上で取捨選択するのは人間だと思いますが。

処方内容のチェックは、可能性があると思われます。知識量は、薬剤師毎で違いが大きく、ベースラインを整える意味でも活用は必須。

処方内容のチェックや相互作用、腎機能に合わせた用量設定など、機械のほうが正確で見落としがないので良いと思う。

2位 残薬解消 19%

残薬に関しては、処方日数よりも受診間隔がいつも狭いなど、AIの方がスピーディーに判別できます。

残薬は特に人に言いづらい(飲めなかったことを知られるのが恥ずかしい、だらしないと思われる)ので、人よりもAI等に機械的に聞かれた方が安心すると思ったから。

3位 疑義照会・処方提案 19%

疑義照会はAI化したほうが、無駄な気遣いや他者を介して意図が伝わらないことなどがなくなり、効率よいかも。

処方提案はむしろやってほしい。過去のデータや有害事象の文献、データをもとに医師に提案してほしい。処方変更後のメリットも伝えてほしい。

4位 (一部の)服薬指導 14%

服薬指導は、通り一遍の説明だけで大丈夫な部分はAIが説明し、詳しい説明を希望される方や薬学的に必要なケースのみ薬剤師が指導する形になるかもしれません。

コロナや結核などの感染症患者さんには、対人を要しないAIによる指導も必要になってくると思う。

5位 フィードバック 6%

パターンや症例の蓄積で処方提案や副作用のフィードバックなどAIが担う部分は対人業務の中でも出てくると思う

その他 11%

対人業務の多くにAIは関わってくるでしょうし、その精度や効率によっては奪われる可能性はあると思います。恐れというより、AIが参画する事で患者の利益になるのであればむしろ受け入れるべきだと思います。

プログラミングでなんとでもなる。対人業務もオンライン化が進み、機械化し人間性がなくても今後投薬できそう。

AIに奪われるというよりも、AIを有効活用したいという意見が多い結果でした。

処方内容チェックは、人間では見落とす可能性が否定できません。
膨大なデータベースを活用してAIがチェックし、人間の目で最終確認が理想です。

対人業務と言っても機械的な作業である残薬解消なども、AIに分担してもらいたいですね。

慢性期患者さんや併用薬がない急性期患者さんの服薬指導も、AIに置き換わる可能性があります。

対人業務の中でも、AIと棲み分け可能と考えられます。

対人業務の中でAIに奪われるものはないと思う理由

患者それぞれ背景が違うし、医師も人それぞれ考え方が違うので、柔軟な対応がAIだとできなさそうだから。

飲み合わせのチェックは禁忌以外は微妙なライン、匙加減の部分が多く、腎機能や相互作用などの知識のみならず、経験からくる危険察知能力も必要とされるため。

まだ様々な理論化されていない、マニュアル化も難しい業務もある。ディープラーニング(※)を使える薬剤師も少なく、使用するにも高額である。

※人間が行うタスクをコンピュータに覚えさせること

対人業務はAIに奪われないと考える薬剤師は、感情面やグレーなラインの判定がAIには難しいと考えている結果です。

併用注意や禁忌でも使われるケースもあり、完全にAIに任せるのは難しいでしょう。

AIと人間が協力し、より良い結果として行くのが理想です。

AIが台頭しても生き残れる薬剤師になるため、身に着けておきたいスキル・経験とは?

対物業務や対人業務の一部をAIが担うようになれば、薬剤師の必要数は減ります。

つまり生き残れる薬剤師と、そうではない薬剤師が出る可能性が。

AIが台頭しても、生き残れる薬剤師になるためのスキル・経験は何か伺いました。
AIが台頭しても、生き残れる薬剤師になるためのスキル・経験※複数回答可

最多は「コミュニケーションスキル」であり、8割を超える薬剤師が重要視していました。

次が「知識を増やす」こと、「在宅医療に関する経験・スキル」と続く結果に。

AIとの共存を見据え、「AIを活用するスキル」も必要との声が挙がりました。

1位 コミュニケーションスキル 81%

コミュニケーションスキルと、患者さんの表情や態度などから状況を読み取れる観察力が必須です。AIは現時点では、細かい表情の変化や声のトーンの変化などから患者さんが必要とするコミュニケーションを判断するのは困難でしょう。

医薬の知識を深めるのはもちろんですが、やはり、人と人とのコミュニケーションスキルは高めておきたいです。AIに対抗できる最たるものが、患者さん一人一人に合わせた心のこもった投薬にあると思います。

カウンセリング技術、コミュニケーションスキルが重要になってくると思います。薬剤に関する知識はもちろん必要だと思いますが、スムーズに医師や患者さん、他のコメディカルスタッフと情報共有したり意見交換する際に、コミュニケーション力、あとプレゼンのスキルも必要になると思います。

対人業務。薬の知識だけでは無く、薬局を利用する患者の大半は高齢者であり彼らは薬の相談などだけでは無く、人との繋がりを求めているところも多々見受けられる。服薬指導にとらわれない対人業務スキルは身につけておきたい。

2位 知識を増やす 16%

専門的な知識に特化した薬剤師を育てるべきと感じます。医師がそれぞれ担当科があるように、薬剤師にもそれぞれ担当科があっても良いと思うのです。得意な分野で活躍できるような専門的な知識を身に着けたいです。

治療法選択時に薬剤を提案するスキル。処方⇒調剤のように後出しでは今後は仕事にならない。疑義照会などはオートメーション化していくべき。

3位 在宅に関する経験・スキル 8%

在宅等薬局の外での仕事はしっかり理解しておく方がいいと思う。薬局内の仕事はAIの方が優秀だと思うので、薬局の外で価値を生み出せないといけない。

4位 AIを活用するスキル 6%

AIを道具として上手く操れる技術が必要になってくると思う。そのためには、AIが得意とするところや不得意なところいった特徴をしっかり把握しておく必要がある。

5位 専門/認定薬剤師の取得 3%

認定や専門を取得する過程は経験しておきたい。生き残れる薬剤師は、患者から選んでもらえる薬剤師であると考えるため、一目でわかる肩書きは有利であると思う。

その他 7%

書籍だけでなく、論文からも処方提案できるための英語力。

自己負担割合なども見直しが入ってくると思うので、サービスと金額を頭に入れておくと金銭面を気にしてる方から信頼を得やすいと思う。

薬剤師とAIとの最大の差別化は、感情を載せたコミュニケーションが可能なことです。

患者さんの言葉の裏に隠された気持ちを読み取り、医療従事者と円滑なコミュニケーションを取れる薬剤師は、AIが台頭しても生き残れるでしょう。

AIの能力を最大限に活かすために、自らの知識を増やしておくことも大切です。

在宅医療においては、AIが活躍しにくい場。
在宅の知識・経験が多い薬剤師は重宝されるでしょう。

薬剤師がAIを活用したい業務とは?

AIは薬剤師の仕事を脅かす存在ではなく、便利に使って共存できる存在と言えます。
(生き残りを考える必要はありますが…)

そこで薬剤師が、AIを活用したいと思う業務について伺いました。

薬剤師がAIを活用したい業務※複数回答可

最も多かった意見は「処方内容のチェック」であり、AIに奪われると思う対人業務と同じ結果でした。

「調剤全般」や「調剤監査」など、投薬までの作業を任せたいという声も多く挙がっています。

「在庫管理」「残薬管理・持参薬管理」など、人間のスキルが不要な部分もAIが活躍しやすいと考えられます。

1位 処方内容チェック 40%

知識の蓄積はAIに敵わないと思うので、処方内容のチェックや検査値など、患者さんのわかっている情報から考えられる可能性はAIにチェックをして欲しいです。

薬の適応外の使用等経験不足、知識不足でのヒヤリ・ハットを減らすのに大いに役立つのではないかと思っている。

重複投薬や相互作用のチェックをしてくれたり、処方提案するときに、自分の考えをチェックする機能があれば利用したいです。あと、小児用量や過量チェックにもAIを利用したいです。腎機能の計算も代わりにしてくれると業務軽減にはなると思います。

飲んでいる薬は無いとの回答だったが、実際はあったりするため他医療機関からの処方歴チェック(重複投薬、飲み合わせ)できるシステムは欲しいと思う。

2位 調剤全般 22%

自動調剤マシンは作っていただきたい。軟膏練りながら、一包化作るなんて、どんな天才でもできないから。

注射薬のミキシングはAIにしてもらって、薬剤師は処方設計に関わるようになれば良いと思います。

調剤業務はAIでやってもらえると助かります。そうすればもう少し人件費等を抑えれるのかなぁと思いますが、現実は難しそうです。

3位 調剤監査 14%

現在でもある程度、機械を導入して監査を行っていますが、その精度を上げたAlがあれば良いです。集中力が切れてはいけないという強いストレスから解放され、より業務に前向きに取り組めるようになるのではと考えます。

人ではやはり完全にミスは防げないので、監査においてダブルチェックをAIで活用すればより調剤過誤は防げるのではないかと思う。

4位 在庫管理 13%

一番活用したいのは在庫管理で、出入庫を自動的に把握して棚卸し業務をやらなくて済むようになったら嬉しい。

毎日の発注や不動在庫チェックなど、医薬品の在庫管理はAIを活用したい。適正在庫を維持できる発注点をAIに割り出してほしい。

5位 対物業務全般 12%

監査までをAIがやって、投薬だけを薬剤師がやるようにしたい。薬剤師は監査までの保守管理をするだけにしたい。

薬を渡す手前までは全てAIでいいと思う。AIの方が正確だし、ミスが減ると思う。患者が処方箋を機械に入れたら、自動で薬袋に入れたところまで出来たら便利だと思います。

6位 処方提案・疑義紹介・フィードバック 8%

処方提案や、フィードバックは活用していきたい。患者からの要望もあるがDrからの相談もよくあるため、最適なものを選べるのはとても助かる。

7位 残薬管理・持参薬管理 7%

残薬整理ができるAIマシーンがあると、正確に名称と数量を捉えて、時間短縮になるから便利だと思う。活用してみたい。

7位 一部の服薬指導 7%

処方せん受付から投薬までの待ち時間に、待合室に設置されたAIが処方内容を判断し、説明の一部を行ってくれると便利だと思います。例えば点眼手技や点鼻薬・吸入薬などの操作法など、初回処方でどの患者さんにも共通してお話するような部分を、AIが説明してくれたら助かります。

9位 レセプト管理 3%

診療報酬の算定漏れを確実に発見できる、自動で算定してくれるAIが欲しい。昨今対人業務に重点がおかれるなかでも対人業務は現在では件数でしか評価されないので取りこぼしがあると不利。

その他 17%

自分自身の1~2年間の薬剤師対応をデータ化して、私が不在の時にそれを活用して代わりの薬剤師へ業務を指示するAIがあると活用したいと思います。

薬剤師個別によるミスの把握と改善提案。同じ指標による出来高の人事査定。過労死ライン警報など、働く人のためになるAIを導入してほしい。

投薬時の会話内容をまとめて薬歴を書いて欲しいです!事務のいない一人薬剤師なので、来局された方の対応などもお願いしたいです。

1位の「処方内容チェック」は対人業務の分類ではありますが、AIが能力を発揮しやすい業務でもあります。

グレーな判断はAIには難しいため、薬剤師と協力して行う業務の1つとなりそうです。

調剤や監査・在庫管理については、現状でもAIが活躍しつつある分野。
そう遠くない未来に、薬剤師の手間を省いて過誤を防ぐシステムが実現することが期待されます。

まとめ

アンケートを通じ、多くの薬剤師がAIに好意的であることがわかりました。

得た知識を忘れずに全て活用し、完全にミスを防ぐことは人間には難しいこと。
AIを活用することで、「ミスできない」という心理的負担も軽減します。

一方でAIには難しいコミュニケーションスキルを磨くことが、今後の薬剤師に求められるでしょう。

AIと薬剤師が共存し、より良い医療の形が作られることが理想です。

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