調査データ

薬剤師の年収アップ方法15選

薬剤師の年収アップ方法15選!「管理薬剤師」「資格」を抑え1位になったのは?

  • 2021.12.8

「給与が低すぎる」
「年収をもっと上げたい」
というのは、薬剤師によくある不満や希望。

事実、薬剤師に現職への不満を聞いたところ、「給与面」に対する不満は、人間関係や労働環境に続いて3番目に多いという結果に。(※1

そこで現役の薬剤師100名を対象に、薬剤師の年収アップ方法についてアンケート調査しました。

アンケートの結果を元に、年収アップの方法や年収のアップ幅を解説していきます。

この記事を読み終えれば、年収アップして働くご自身の姿が想像できるはず。
給与面で満足できれば、仕事へのモチベーションも上がりますよ!

三上小夜香

「高年収だと激務では?」と考える人は多いですが、必ずしも高年収=激務とはならないので安心してください!その理由も解説します。

この記事を書いた人

三上小夜香 三上小夜香
大手調剤薬局に勤務後、転勤族であるMRとの結婚により退職。結婚後はしばらくパートで働き、派遣薬剤師に転向。妊活に専念するため退職し、現在は子育てとライターの兼業中。趣味はゲームとネットサーフィン。

対象者:薬剤師100人
調査方法クラウドワークスによるインターネット調査
調査期間:2021年10月21日~10月24日
本記事のプレスリリース先:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000061619.html

薬剤師の年収アップ方法は?薬剤師100人アンケート

薬剤師が年収アップするスタンダードな方法は、「現職で昇給・昇格する」「転職する」のどちらか。

実際、どちらの年収アップ方法が良いのでしょうか?

そこで現役薬剤師100名に、経験から考える年収アップ方法をアンケート調査しました。

年収アップに繋がる資格やスキルなども伺っています。
(複数回答可)

薬剤師の年収アップ方法
最多は「地方の薬局で働く」、次は「給料の良い中小で働く」で、どちらも転職による年収アップです。

転職以外の方法では「管理薬剤師になる」「認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取る」と、社内での評価を上げて手当をアップさせる方法が上位になりました。

実際のご意見は以下です。
※ご意見は読みやすいように一部改変しています。

1位 地方の薬局で働く 51%

都会よりも田舎の方が薬剤師の需要が高く、給与が高いため。
同じ会社でもエリア限定にしなければ給与高くなる。

やはり、人手が少ない地方ほどお給料がいいと感じます。
また求人を見ていても地方に行くほど年収が100万近く違う場合もあるようです。

大手でも地方の薬局に配属となれば、住宅費や地域手当などで最大月10万円も差が出る場合があります。

2位 給料の良い中小で働く 47%

入社後に年収アップを狙ってもなかなか難しい企業が多いと思います。
役職につけば年収アップしますが、一般勤務薬剤師では社内評価制度の基準をクリアしてもあまり収入が上がりません。
入社後の年収アップが望めない現状があるため、給料の良い中小の薬局や地方の薬局で働くことが収入アップの近道だと思います。

大手よりも中小の方が年収は高く、小さな会社だと福利厚生の融通がきくところが多い。

中小企業で勉強会などに参加して給料に反映してくれた経験があり、大手よりも年収アップにつながると思います。

3位 管理薬剤師になる 42%

管理薬剤師になれば、手当がある会社が多いため、安定したプラスアルファが得られます。

薬剤師の年収は、会社の業績によって決まると考えています。
一般薬剤師では、その資料を目にすることは皆無ですし、何か取り組みをするにしても上司の承認が必要です。
理薬剤師になり、会社の業績を良くするために業務改善を行っていくことが近道だと思います。

管理薬剤師になれば手当がつく企業が多い。
大幅な年収アップは見込めない&仕事量は増えるが一応年収は上がる。

4位 認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取る 32%

資格を取ることで給料をあげる病院や薬局が多いため。
転職の時にも賃金アップの要因になるので汎用性がある。

経験から。資格を取ると業務内容は変わらなくても月数千円アップした。
資格取得の補助もしてくれた。

認定薬剤師を持っているかどうかは、今後重要なファクターになっていくと思っています。
それ自体が年収アップになるということもありますが、認定薬剤師を持っている人は勉強熱心な人材であり、会社としても少し経費がかかっても確保していきたい人材であると考えるからです。

5位 社内で定めている評価制度の基準をクリアしていく 24%

社内の評価基準をクリアすると、会社も昇給させるしかない。
年収アップを勝ち取るには、それだけ店舗の増収に繋げた実績が必要で、運営の知識は必要。

社内で給料を上げるには評価基準をクリアして昇給していかないと、客観的な評価が難しく、なかなか社内で認められず給料に反映されないと思う。

6位 夜遅い時間のシフトを積極的に入れる 21%

私の住む地域では夜間の救急対応の24時間開局の薬局があり、夜中のシフトに入ることで一回一万円ほどの収入になります。

22時以降に勤務することにより、深夜勤務手当が付与されるので収入をあげることができる。

7位 薬局を開業する 18%

会社に務めるのであれば給料の上限はある程度で止まる。
年収800万円以上を狙うのであれば社内でキャリアを積むより、薬局を開業するほうが達成できる可能性は高いと考える。

年収をUPするのにまず1番良いのは薬局を開業することです。
社員よりも社長の方が確実に年収が良いからです。
しかし、経営が軌道に乗るまでは赤字だったり、開局する場所や開局時間によっても収入に差があります。

8位 ラウンダーとして働く 14%

経験上、ラウンダー勤務や中小勤務が給与が高い傾向にあります。
ただ、ラウンダー勤務は複数店舗勤務でも気疲れしない方向け。

地方の小規模薬局の方が給与水準は高い。
首都圏でもラウンダー勤務はやはり給与水準は高い。

9位 店舗業務以外も積極的にこなす 13%

年収アップには、上司や役員の人に認めてもらえるような仕事ぶりが必要だから。
会社への貢献度が大事だと考えます。

やる気を見せる事が大事だと思います。
信頼される事でマネージャー職に就いたりすることもできます。小さな仕事を少しずつこなす事が大事だと思います。

10位 福利厚生の良い会社を選ぶ 12%

福利厚生がいいと、年収の額以上に得られるものがある。

家賃補助の充実だけでなく、持ち家に対する補助の有無といった福利厚生面の詳細も重要な要素であることと存じます。

11位 店舗運営の知識をつける 9%

会社に利益を上げる、と言う意識で働いている人を、会社は手放したくないはずです。
転職の多いこの職種で、この気持ちを持っている人には会社の方から給料を上げて辞めないようにさせるはずです。

12位 自身のスキルと求人先企業の望むスキルをマッチングさせる 8%

求人先企業の望むスキルが自身のスキルとマッチングしていることで、会社からの評価と昇給につながりやすいと実感しております。

12位 2~3店舗掛持ち前提で入社する 8%

年収は店舗掛け持ち、または管理薬剤師への任用が一番手っ取り早い。

12位 一人薬剤師で働く 8%

1人薬剤師は嫌がる薬剤師が多いのでねらい目だが、自分自身も休みが取れずしんどかったという経験がある。

15位 残業前提で入社する 6%

基本給の上限には限界があるが、残業に関しては超勤手当が支払われるのであれば、やるに越した事はない。

その他 5%

今はWebスキルがあればPC1つでどこでも稼げるので、調剤行為に拘らなくても良いと思った。
特にメディカルライターは薬剤師資格を保持していればかなり有利になる。

副業しないとほとんど年収アップは望めないから。
管理薬剤師になってもそんなに年収上がらないと思います。

転職による年収アップが良いと回答した方は、「管理薬剤師や資格の手当では、それほど年収が上がらないから」という理由を挙げる方が多い結果です。

多くの企業で管理薬剤師手当がありますが、額はかなりマチマチ。
薬局長と管理薬剤師を別にしている企業では、手当がほんの少額であることも。

転職せずに年収アップを考えるなら、勤めている会社での手当や昇給幅について確認して置くのが良いですね。

プライベートの時間より年収を重視できる期間は、夜や土日に働くのも良いでしょう。
体力のあるうちにラウンダーとして活躍すれば、年収アップに加えてスキルや経験も段違いになります。

管理薬剤師・ラウンダーや一人薬剤師の経験は、開業を考える薬剤師にも欠かせません。

薬剤師が高年収を実現する業種・職種とは?

年収アップのために転職するなら、今とは違う業種に飛び込むことも可能です。

薬剤師が考える、高年収を実現しやすい業種とは何か伺いました。

薬剤師が高年収を実現する業種・職種は?

過半数の薬剤師が、高年収を実現できるのは企業勤務と回答しました。

次にドラッグストア、調剤薬局と続く結果。
病院は最下位となっています。

実際のご意見は以下です。

1位 MRなど企業勤務 57%

平均年収は上記選択肢の中で一番良いのではないか。
外資系になると1000万円は狙える。薬剤師で1000万円は稼げないから。

病院や薬局だと年収が頭打ちになっている。
コロナ禍による受診控え、薬価改定や診療報酬改定などで病院、薬局経営は厳しい。
企業は新薬やワクチンの開発で将来性が期待できる。

成績によるが、この中で高年収が狙えるのはMRだと思う。
ただ、定年まで続けられるかは微妙かも。MRで稼いで、そのあと薬局薬剤師になる人が多い。

私自身、病院薬剤師から製薬企業に転職したことで年収が増え、更に今後の昇給にもより希望が持てるようになりました。
30代前半の私の年収は600万円台ではありますが、管理職では1000万円台が見込めるため、将来のモチベーションにも繋がります。

MRとして勤務していた時は、基本給の他に残業代、薬剤師手当、僻地手当、ノルマ加算など、薬剤師として薬局などで働いてももらえない手当がたくさんもらえた。

2位 ドラッグストア 30%

コストパフォーマンスを考えると企業よりドラッグストア。
企業は給与面は確かにいいが、仕事内容にストレスが多い

新卒での給料が比較的高い。
企業規模が比較的大きいところが多く、調剤、店舗運営、店舗開拓など様々なキャリアパスがあり、それぞれの管理職への出世もあり、年収アップが望める。
他の職種は将来性に薄く、高収入は望めないと考える。

ドラッグストアは、力仕事が多い、朝から夜まで働かないといけない、など条件がキツくてなり手が少なく、どうしても年収を上げて人を集めざるを得ないでしょう。

求人の給与が高い。友人や知人にもよく話を聞く。
地方への出張や短期間の助勤などの手当も高いと聞く。
調剤併設店ではさらに高待遇と聞く。

転職活動をしていた際に、上記の業種のなかでは、ドラッグストアが一番、報酬が高い金額に設定されていたため。

3位 調剤薬局 10%

ドラッグストアも良いですが、今後薬局開業を見据えるなら薬局で運営を経験してラウンダーでさまざまな店舗をみて開業に向けて準備するのが良いと思います。
また、薬局はパートの女性が多いため出世はしやすいです。

薬局薬剤師であれば、管理者になることで経営的な手腕を発揮することができますし、かかりつけ対応で薬学的知見も身につけることができます。
これらを両方とも達成することで年収をアップできると思うからです。

調剤薬局は利益が出にくく少しずつ自分の職が奪われていくと思われていますが、服薬情報提供や24時間体制を敷くなどいくらでも利益を上げれることはあると思います。
伸び代はある職種だと思います。

地方はなかなか人が集まりにくい傾向にありますが、その分高収入になる傾向にもあると思います。
地方でも気にならないのであれば管理薬剤師になればもっと高収入を目指せると思います。

病院 3%

病院薬剤師は、入社直後こそ忙しさばかりに追われると感じますが、数年経てば患者さんひとりひとりへの目配りもできるようになり、また適切な処方変更や代替案を自分で構築していくことができます。
現場で経験を重ねることで、スキルアップにつながり、ひいては高収入につながると思います。

専門認定などでキャリアアップに努力した結果が評価され、また昇進によって管理職への昇格も期待できて昇給も得られます。

MRを始めとした企業勤務は、年収が高いイメージがあります。
実際身の回りに、高年収のMRがいる方もいるでしょう。

しかしMRの需要は減少傾向。
2013年をピークにMR数は減少し続けています。

参考 国内MR 削減に歯止めなし…19年度は2742人減少、ピークから6年で8600人減

新型コロナウイルス流行の影響もあり、本当に営業能力の高い人しか高収入を叶えられません。
薬剤師が高収入を狙う=企業勤務が良いとは、言い切れない状況です。

一方ドラッグストアは、コロナ禍でも多くが増収。
調剤薬局とドラッグストアのどちらに将来性があると感じますかという調査でも、75.5%の薬剤師が「ドラッグストアに将来性がある」と回答しました。

調剤薬局で高収入を狙うなら、上の質問の回答のように転職や管理薬剤師・資格取得を目指す必要があるでしょう。

病院は正直なところ、高年収を叶えにくい環境です。
昇給幅は小さくありませんが、ポジションが少ないことが要因に。

ただし、薬剤師がやりがいを感じられる職場として、病院は薬局に次いで2位となっています。

薬剤師が年収アップに繋がるスキル・資格はある?

薬剤師が年収を上げる方法として、アンケートでは管理薬剤師・認定薬剤師や専門薬剤師を目指すことも上位に挙げられました。

しかしスキルアップや資格取得では、年収アップに不十分という声も。

そこで薬剤師の年収アップに繋がるスキル・資格はあるか伺いました。
結果はこちら。

薬剤師が年収アップに繋がるスキル・経験はある?

7割の薬剤師が、薬剤師の年収アップに繋がるスキルや資格があると回答しました。

先に「いいえ」と答えた方のご意見を紹介します。

薬剤師が年収アップに繋げるスキル・資格はない理由

認定薬剤師を継続するために更新料が2万円は高すぎると思う。
2万円を払ったところで給与が上がらないので、むしろ給与だけみればマイナスだと思います。

結局のところは、所属している会社がどんな資格を評価するかによって大きく変わるような気がする。会社次第。

スキルや資格自体で給与に影響することはあまりなく、そのスキルを活かして転職して待遇アップの打診をした方が現実的であると思うため。

資格をとることで年収が上がっても、大した金額ではないと思うため。
スキル、資格よりも他の人ができない仕事、やりたがらない仕事を進んでやることで、その経験を身につけて市場価値を高めるべきと思うため。

私の働いているところでは、スキルや資格よりも、人手不足の時に対応できたり、使える人材かどうかが重要視されるので。

資格を取得しても、手当や評価をしてくれる企業でないと意味がないという意見が多く見られました。

資格でアップする年収幅よりも、転職の方が効率的と言う意見も。
どれくらい年収をアップさせたいかで、必要な資格やスキルは変わってきますね。

では逆に年収アップに繋がるスキル・資格として、挙げられたものは以下です。
(上の質問ではいと答えた方に調査。複数回答可。)

薬剤師が年収アップに繋がるスキル・資格

1位は、研修認定薬剤師の資格となりました。

次いでその他の認定薬剤師資格や専門薬剤師資格。
ケアマネージャーなど、薬剤師関連以外の資格も3位となっています。

実際の回答は以下です。

1位 研修認定薬剤師資格 43%

認定薬剤師を取ることで薬局は地域体制加算が算定できるので、経営者側からは多少高い給与でも加算算定ありきで採用したい人材です。

認定薬剤師資格はこれからの時代において必須といえよう。
調剤技術料などは削られると推測できるがかかりつけ薬剤師の加算は伸びていくのではないかと考える。

認定薬剤師。取ってないと管理薬剤師になれなかったり、ガンやその他の専門薬剤師の資格が取れなかったりするので。

調剤薬局の場合は、どの会社でもかかりつけ薬剤師を推進しているため、認定薬剤師取得し、かかりつけ薬剤師として勤務することで、担当患者をもつことができる、店舗の売り上げに直接貢献できる。
売上貢献できれば、役職アップできる。役職があがれば、年収アップにつながる。

2位 その他認定薬剤師資格・専門薬剤師資格 31%

実務実習認定薬剤師。学生を1人受け入れれば会社には30万円の収入になるし、担当者にも数万円の還元がある。
1年間で3人受けれればそれなりの収入になると思う。

認定薬剤師、がん認定薬剤師など、患者から見てその人を選ぼうと言うスキルがあれば、会社にとって利益に繋がります。
患者の集客力に繋がるスキルが有効と言えます。

ほかの薬剤師との差別化を行うためにも専門資格は必要である。
研修センターのようなイーラーニングのみで取得可能な資格では差別化は難しいため、医療薬学会が主催する医療薬学認定薬剤師や薬物療法認定薬剤師などがふさわしい。

がん専門薬剤師や感染制御専門薬剤師、精神科専門薬剤師など専門性の高い資格は転職時にも高年収を交渉しやすく、提示されやすい。

3位 薬剤師関連以外の資格 11%

2種類の認定とケアマネ、糖尿病療養士の資格があり臨床的にも経験がありさらに勉強しているのでアドバンテージがあると思う。

ケアマネジャーを持っていると、在宅の場で活用しやすく手当がつく会社が多い

外国語を話せると外国人の患者の多いエリアで働くことができ、年収も高めにもらえるのでTOEICや英検など

4位 管理薬剤師の経験によるスキル 6%

管理薬剤師として従業員をまとめる仕事が出来れば、上司から期待され年収アップにつながると思う。

管理薬剤師経験があれば、転職する際に採用されやすく、当初の年収や時期も高めに設定してもらえる。

4位 幅広いスキル 6%

本業(薬局、病院、ドラッグストア)一筋で年収アップするのであれば、マネジメントに関するスキルがあれば昇格(役職がつく)が望めるでしょう。
開業・経営に関するスキルがあれば、独立できる可能性が出てきます。

シフト作り、社内規則の改定やメーカー交渉など、幅広い仕事を行なって年収アップに繋がりました。
その際、WordやExcelなどのパソコンスキルは特に必要だと感じました。

4位 副業関連のスキル 6%

薬剤師でも、業務を効率化するためにシステム開発に関する資格を取れば自社で行える在庫管理ソフトなどを作成することも可能であろうと思われます。
そのソフトツールを使い中小の薬局に大手より格安で販売などすることで利益は得られると思います。

化粧品検定。
まだ三級しか保持していないが、それでもコスメライターとしての案件の話が来るから。

その他 3%

今後、在宅等で求められる専門性の高い分野の内容を学べるものなら良いと思います。

研修認定薬剤師資格は手当を出す企業が多いだけではなく、転職においても求められる資格です。

コロナ禍の厳しい転職事情を体験した薬剤師の話では、多くの方が転職エージェントに「研修認定薬剤師資格の有無」を聞かれていました。

転職で高収入を叶える上でも、認定薬剤師は必須と言えるでしょう。

他にも薬局薬剤師なら「実務実習認定薬剤師」、病院薬剤師なら「がん専門薬剤師」「感染制御専門薬剤師」など専門薬剤師資格の取得が年収アップに繋がります。

ケアマネージャー資格はこれから在宅医療が増える上で求められやすい資格であり、年収アップにも繋がりやすいです。
ケアマネージャー資格は薬剤師であれば、ペーパー試験の合格だけで取得できます。

空き時間を活かし、資格取得や副業に目を向けて年収アップを狙いましょう!

薬剤師はなぜ転職で年収アップしやすいのか

アンケートにおいて、薬剤師の年収アップ方法として転職を挙げる方が多くおられました。

転職で年収アップできる理由は、大きく2つ。

  • 企業によって、給与テーブル(基準)が違うから
  • 薬剤師不足の企業・薬局は、相場より高い年収で募集するから

同じ薬剤師でも、企業ごとに初任給が違うのはよく知られていますね。
それと同じで、給与の基準は企業ごとに違います。

ほぼ同じ業務内容の3年目薬剤師でも、企業によって50万円以上年収に差が出ることも。

転職前と比べて、給与が倍になったという人までいますよ。

基本的に大規模チェーンの年収テーブルは低め、個人~中規模チェーンは高めです。

併せて、薬剤師の年収のカギは需要と供給。

薬剤師数が不足している企業やエリアは、基準よりも高めの年収に。

大規模チェーンの年収が低めなのは、薬剤師採用がしやすいからとも言えます。

高年収求人って激務?年収と忙しさは必ずしも比例しない!

高年収の求人って、忙しそう…。
人が足りてないから高年収って、ブラックっぽいし…。

三上小夜香

確かに、高年収の代わりに激務という薬局はあります。
でも高年収=激務ではないんですよ。

前述のように、年収の基準は企業によって違います。

業務内容は一般的なのに、基本給が高い企業もあるということ。

実際に「仕事が楽になったのに、給与が上がった。」という方を、という方は何人もいます。

残業が少なくても給料が高い会社はあるんですよ。

年収が高い企業名・交渉可能な企業名は「薬剤師が残業を減らして年収を下げない転職の方法」で公開しています。

特に急募案件では、忙しくなく年収アップを叶えやすいですね。

「新店オープンに採用が間に合わない」「急な退職者の代わりが見つからない」などです。

急募と言っても、本来の営業に必要な人員が確保できていないだけ。
忙しさは通常の薬局と変わらないことがほとんどですよ。

エージェントも急募のお宝求人を獲得するために、日々企業とのパイプ作りを頑張ってます。
好条件のお宝求人は、関係性の強い転職サイトにのみ公開する企業が多いですよ。

高年収求人の取り扱いは、転職サイトごとに違います。

激務高年収求人を多く扱うサイトや、急募のお宝求人を多く取り扱うサイトなど。

自分の目指す勤務スタイルや目指す年収に合う転職サイトを使うことが、年収アップのコツ。

年収アップに強い転職サイトの選び方は「転職サイトごとに高年収求人の種類が違う!自分にあったサイトはどこ?」の項目で詳しく解説します。

三上小夜香

マイナビ薬剤師など企業との関係性が良い転職サイトには、好条件のお宝求人が回ってきやすいです。

転職エージェントを利用すると年収アップ転職に有利!その理由は?

転職サイトを使ったら、企業に手数料がかかる分だけ年収アップに不利じゃないですか?
個人で問い合わせた方が有利な気がします。

三上小夜香

確かに一部の個人薬局で、直接応募を優先していることも。
でも本当にごく一部です。
ほとんどの場合は、転職エージェントを利用した方が年収アップに有利ですよ。

年収アップ目的の転職でも、手数料がかかる転職サイトを使う方が良い理由は以下です。

  • 急募求人や好条件で応募できる企業の情報が多いから
  • 個人よりも積極的に交渉できるから
  • 求職者の年収や経験を客観的に評価してくれるから

急募求人や好条件で応募できる企業の情報が多いから

急募求人の多くは、企業HPやハローワークには出ません。
関係性の強い転職サイトやエージェントに、非公開求人として優先的に紹介されます。

転職サイトによっては、特定の企業に対して有利に交渉できることも。

そもそも「転職サイトを利用できる企業=人件費に回すお金に余裕がある企業」ということ。

逆を言えば紹介料をケチる企業は、薬剤師にもタップリ報酬は出せません。

三上小夜香

実際、紹介手数料を値切るような企業は経営状態が不安定だったり、薬局内の機器や体制が整っていないことも。
転職サイトを使うことで、安定した企業の見極めもできますよ。

個人よりも積極的に交渉できるから

面接を受ける身として、基本的に求職者は下手になるものです。

対して企業側は「雇う立場」ですし、できるだけ低い年収で良い人材を確保したいと考えるのは当然。
個人で交渉するのは、かなり難しいんです。

しかし転職サイト側は、第三者。
お互いの希望が合うように調整する形で、積極的に交渉してくれます。

場合によっては「本人の希望ではない」というスタンスで、強気に交渉することも。

他企業での提示年収などを伝えて、交渉を成功させることもできます。

求職者の年収や経験を客観的に評価してくれるから

普通は自分が勤めている企業の年収について、先輩や知人の話・ネットの情報しか持っていないもの。

「今後、今の企業に勤めていて年収アップできるのか?」
「可能ならどれくらいの年収になるのか?」
などは、わかりにくいですね。

転職エージェントは多くの企業情報を持っているので、おそらく皆さんが今勤務している薬局の給与情報も知っています。

なので「今の年収は市場的に適切か?」「転職したらどれくらい年収が上がるか?」を、客観的に判断してくれます。

転職エージェント目線で求職者のスキルや経験を評価し、年収を上げる方法や年収アップできる働き方の提案も。

年収アップを考えるなら、転職エージェントのアドバイスを受けるのが近道ですよ。

三上小夜香

年収アップを得意とする転職サイトを使えば、さらに効果的に年収を上げられますよ。

転職サイトごとに高年収求人の種類が違う!自分にあったサイトはどこ?

「とにかく高年収!」
「環境とのバランスも大事!」
など、転職サイトごとに高年収求人への対応が違います。

年収アップを実現して転職を成功させるには、転職サイトの選び方が大事です。

以下に、タイプ別のオススメ転職サイトを紹介します。

とにかく年収アップしたい!


オーダーメイド求人のファーマキャリアがおすすめ

元からある求人を求職者に提案するのではなく、求職者を企業にアピールして求人を作成するオーダーメイドスタイルのファーマキャリア。

意欲的な薬剤師を企業にアピールして、管理薬剤師候補やラウンダー候補として高年収採用を実現してくれます。

特に若手薬剤師の年収アップを得意としている転職サイト。
年収450万円 600万円の150万円アップも実現させています。

具体的には3年目~35歳くらいの薬剤師の年収アップが期待できますよ。

三上小夜香

管理薬剤師やラウンダーとして働くことになるため、「忙しくても良いので高年収欲しい!」という方に向いています。

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激務でも良いので高年収が欲しい


さらに高年収が欲しい方にはアプロ・ドットコムがおすすめ

「年収アップ」を重視している転職サイト。
高年収に興味がない薬剤師には、積極的に求人を紹介しないほどです。

ブラック求人も扱っているので、ファーマキャリアで高年収求人が見つからなかった方はアプロ・ドットコムに相談してみましょう。

ブラックと言っても、感じ方は人それぞれ。

残業が多いことを「残業代が増えるから歓迎!」と感じる方もいるし、ワンマン社長でも「高年収ならOK!」という方もいますね。

アプロドットコムは離職率が高い求人も扱いますが、離職理由を絶対に隠しません。
高年収を追及したいなら、一度相談してみましょう。

三上小夜香

労働環境を妥協できるならガンガン年収アップ交渉してくれるので、「若いうちに稼ぎたい!」と考える方向けの転職サイトです。

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ワークライフバランスも大事にしたい


環境重視で積極的に交渉してくれるマイナビ薬剤師がおすすめ

優秀なエージェントが多く、求職者の希望と求人をしっかりマッチさせてくれるマイナビ薬剤師。

企業情報に詳しく、ブラック薬局や経営が不安定な薬局は避けて紹介してくれます。

様々な職種の転職を手がけるマイナビグループなだけあり、企業とのパイプ作りがとても上手。
急募などお宝求人を、多く保有しています。

労働条件をしっかり交渉してくれるので、激務の職場を避けて落ち着いて働けますよ。

三上小夜香

求人数が多く様々な条件や年収から検討できるので、労働条件を重視しつつ年収アップしたい方におすすめです。

\1分で完了!/
マイナビ薬剤師に無料登録する

ベテラン薬剤師で年収アップしたい


ハイクラス求人が多いCME薬剤師がおすすめ

管理薬剤師やラウンダーだけではなく、本社勤務や中小企業の幹部候補求人も保有している転職サイト。

知識や経験がある薬剤師には、他では出ないようなハイクラス求人を紹介してくれますよ。

全国展開の大規模チェーンのエリアマネージャーから、CME薬剤師の紹介で中小企業の幹部候補になった方もいますよ。

年収は700万円→900万円へ。

転職先が見つかりにくい、40代以上の薬剤師の転職紹介も得意としている転職サイトです。

三上小夜香

現職で知識や経験を積んでいるけど年収アップが見込めない方にピッタリですが、レア求人自体は少ないので長い目で転職活動しましょう。

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薬剤師の年収アップ方法15選!『年収アップ度』と『激務度』付き

アンケートでは15個の年収アップ方法の中から、年収アップが期待できるものを選んでもらいました。

その結果、半数近い方が「地方の薬局で働く」「給料の良い中小で働く」を選んでいます。

それぞれの年収アップ方法について、転職エージェントへの調査を元に年収アップ度と激務度を調査しました。
年収の上がり幅から考えると、目標の年収を達成しやすくなります。

どれくらい年収がアップするのか、取り組むことの大変さも5段階評価で紹介しています。

年収アップ方法 年収上がり幅 激務度
店舗業務以外も積極的にこなす 5~20万円
認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取る 5~50万円
社内で定めている評価制度の基準をクリアしていく 10~50万円
給料の良い中小で働く 10~50万円
店舗運営の知識をつける 20~50万円
夜遅い時間のシフトを積極的に入る 20~50万円
残業前提で入社する 20~60万円
福利厚生の良い会社を選ぶ 30~60万円
自身のスキルと求人先企業の望むスキルをマッチングさせる 10~70万円
地方の薬局で働く 30~100万円
2~3店舗掛持ち前提で入社する 30~100万円

一人薬剤師で働く 40~100万円
管理薬剤師で働く 12~120万円
ラウンダーとして働く 40~120万円
薬局を開業する 500万円~

※年収の上がり幅は、転職エージェントのインタビューによる実際の年収変化をもとに記載しています。
企業や店舗によっては必ずしも表の通りとはならないため、事前にご確認ください。

1.店舗業務以外も積極的にこなす

年収アップ度(5~20万円アップ)
激務度
店舗の業務をこなすのは当然ですが、それ以外も積極的に参加して行きましょう。

例えば学会発表や地域や関連医療機関との勉強会・研修会などの管理業務取り、新人の研修担当などが挙げられます。

基本の仕事以外にも参加することで、基本給が上がる可能性がありますし、技能手当・職能手当や調整手当がつくこともあります。

2.認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取る

年収アップ度(5~50万円アップ)
激務度
資格取得者に対し、手当を支給している企業があります。

これから認定薬剤師や専門薬剤師を目指して行きたい方、病院薬剤師働いている中で資格を取得した方は、手当の出る企業を狙うのも手です。

ごく一部ではありますが、実務実習指導薬剤師に対し学生の指導を条件に手当を出している企業もあります。

▼求人例▼


画像引用:マイナビ薬剤師

3.社内で定めている評価制度の基準をクリアしていく

年収アップ度(10~50万円アップ)
激務度

画像引用:クオール QOL認定薬剤師制度について

クオールでは独自の社内認定制度を設けており、クリアすることで年収もアップします。

このように薬剤師の成長を目的として、評価制度や認定制度を設けている企業であれば、知識やスキルを高めることで年収を上げることが可能です。

三上小夜香

日本調剤では評価制度による昇給に加えて、資格に対しても手当をつけています。
薬剤師の知識や経験向上に対する、モチベーション維持になりますね。

参考:日本調剤|薬剤師のスキルアップを今まで以上に後押し、外部資格項目追加など新人事制度を導入

4.給料の良い中小で働く

年収アップ度(10~50万円アップ)
激務度
全体的な傾向で言うと、大手に比べて中小薬局は給与が高いです。

厚生労働省が公表しているこちらの賃金構造基本統計調査(令和2年)を見ても、企業規模が大きくなるほど、薬剤師の平均年収が下がっています。

企業規模 平均年収
10人~ 99人 618.0万円
100人~999人 548.5万円
1000人以上 535.6万円
平均 561.7万円

出典:e-Stat(政府の統計の総合窓口)|令和元年賃金構造基本統計調査‐職種職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

大手は給与テーブルが決まっているので、年齢や経験により給与が固定されてしまいます。

一方中小企業は規定を細かく決めていないことが多いので、年収の交渉もしやすいですよ。

年収600万円の目標は、中小薬局への転職で比較的簡単にクリアできます。
参考記事 調剤薬局ではなぜ大手より中小の方が給料がいいのか

5.店舗運営の知識をつける

年収アップ度(20~50万円アップ)
激務度

  • 店舗の売上や利益の管理
  • 門前の医療機関とのリレーション構築
  • 過誤等のリスクマネジメント
  • スタッフ採用や育成

このような知識は、管理薬剤師をはじめ、エリアマネージャー・課長や部長・ブロック長へ上がっていくために欠かせないもの。

大企業の多くでは店舗運営やマネジメント研修などが用意されているので、積極的に参加しましょう。

研修以外で店舗運営の経験を積むなら、薬局経営やエリアマネージャーの経験者に話を聞くのがオススメです。

リアルな失敗談や苦労した事は、とても参考になりますよ。

勤務薬剤師の時から上司や薬局長に相談して、新人育成やシフト作成・管理業務などを経験させてもらうのも良いですね。

参考記事 一般薬剤師が知らない管理薬剤師の仕事内容

6.夜遅い時間のシフトを積極的に入る

年収アップ度(20~50万円アップ)
激務度
遅くまで開いている医療モールなどが増えた影響で、遅い時間帯に開けている薬局も増えました。

その場合には9~18時と11時~20時というように、シフトを組んで運営している薬局が多いですが、遅番は人気がなく人が集まりにくいです。

そのため遅番メインで勤務することを条件に、年収交渉ができる場合もあります。

7.残業前提で入社する

年収アップ度(20~60万円アップ)
激務度
残業を一定程度する前提で、見込み残業代を給与に上乗せしてもらう方法です。

見込み残業代に関しては個人での交渉が難しいので、転職エージェントに交渉してもらうと良いですね。

「ある程度の残業なら苦にならないので、残業代込みで高年収が出るところや、交渉できるところを紹介して欲しい。」

このように伝えてみてください。

注意したいのは、ごくまれに見込み残業代の規定を超えた残業をしても、残業が出ないケースがあることです。

予測残業時間はエージェントを通して確認した上で「月間〇〇時間の見込み残業込み」などと、具体的な残業時間数を入れた書面にて契約を交わすことが大切です。

8.福利厚生の良い会社を選ぶ

年収アップ度(実質30~60万円アップ)
激務度
年収を上げる方法は、給料を上げることだけではありません。

福利厚生によって手当をもらったり、手元に残すお金を増やすことも可能です。

福利厚生が充実している企業を、例としていくつか挙げます。

会社名 家賃・住宅、家族系の補助 その他
アイセイ薬局 家賃の6割を会社が負担 入社一時金20~50万

特別手当3万/月など

クリエイトSD 月5万の家賃補助有。
社宅であれば、初期費用や光熱費等も含めて年間100万円以上を会社が負担。
管理薬剤師でも残業代は別途支給
総合メディカル 家族手当(配偶者1万、子供1人につき7500円)を毎月支給。

借上げ社宅制度利用で、家賃8割が会社負担。

 
アイン薬局 全国職は家賃の最大8割、エリア限定職は最大6割を会社が負担。 リフレッシュ休暇制度で、初年度5連休・2年目位以降9連休取得可
クオール 家族手当(配偶者1万、子供1人につき8500円)を毎月支給。

配属地域により地域手当として月額2~6万を支給。

管理薬剤師でも残業代は別途支給

表に載せた以外にも、全国エリアで勤務可能な場合には、転勤なし勤務よりも住宅手当や地域手当などを充実させている企業が多いです。

独身者や子どもがいない家庭で転勤に抵抗がないなら、全国勤務可の社員を優遇している企業を選ぶと良いですね。

一方子どもが多い家庭なら、家族手当がある企業を選ぶと、手取りが多くなります。

子育て家庭に役立つ時短勤務も、子どもが小学校入学までと決まっているところや、小学校3年まで・中学校入学までと企業によってバラバラ。

福利厚生が、家庭環境やライフスタイルとマッチしている企業を選ぶことも、年収アップのためには大切なポイントです。

9.自身のスキルと求人先企業の望むスキルをマッチングさせる

年収アップ度(10~70万円アップ)
激務度(管理やマネジメント業務や+αの業務が発生するとして)
自分が持っているスキルや経験、それと求人企業の求めるスキルや経験がマッチしていれば、年収アップも可能です。

例えば「事務なしの完全一人薬剤師店舗」の募集に対し、「レセプト含む管理業務経験あり」の薬剤師であれば、年収は高めに交渉可能です。

ここまでキレイにマッチしていなくても、転職エージェントの頑張り次第で、スキルや経験に対する年収交渉は可能なケースは他にもあります。

自分の持っているスキルや経験・資格などは、余すところなく転職エージェントに伝えて、積極的に交渉してもらいましょう。

10.地方の薬局で働く

年収アップ度(30~100万円アップ)
激務度
一般的に、都市部よりも薬剤師が不足しがちな地方の方が給与が良いです。

都市部と地方を比較すると、だいたい年収で50~100万くらい変わりますし、少し不便なエリアでは100万以上高いこともあります。

例えば東京だと500万の場合、群馬だと550~580万くらいが望めますし、さらに人が集まりにくい山梨や静岡だと、600万を超えることもあります。

参考:都道府県別薬剤師の平均年収(関東)

都道府県 平均年収
東京都 517.57万円
群馬県 551.86万円
山梨県 556.06万円
静岡県 577.61万円

出典:e-Stat(政府の統計の総合窓口)|平成30年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別

未経験で年収500万円の目標を達成したいなら、地方の薬局で働くのがおすすめです。

11.2~3店舗掛持ち前提で入社する

年収アップ度(30~100万円アップ)
激務度(かけ持つ店舗による)
ヘルプの人繰りに困っている薬局は、大企業・中小問わず多いものです。

ラウンダー勤務とまでいかなくても、近隣の2~3店舗への応援勤務をする前提であれば、年収アップ交渉ができます。

こちらもフットワーク軽く勤務可能なことについて、事前にエージェントに話しておくと良いですね。

12.一人薬剤師で働く

年収アップ度(40~100万円アップ)
激務度
一人薬剤師店舗は必然的に管理薬剤師としての勤務となる上に、何かトラブルがあったときには一人で対処する必要があります。

そのため一人薬剤師店舗は薬剤師として経験が高い人が求められるので、一人薬剤師を経験すれば評価されやすくなります。

企業によっては、困ったことがあったときに本部が調べてくれるサポートをしてくれるところもあります。

サポート体制が整っている企業にいるうちに、一人薬剤師を経験しておくのがオススメです。

一人薬剤師を経験しておけば、ある程度店舗運営の知識もつきますよ。

地方の薬局での一人薬剤師なら、年収700万円も夢ではありません。

参考記事 一人薬剤師ってブラック確定?ホワイトな一人薬剤師の職場の探し方

13.管理薬剤師として働く

年収アップ度(12~120万円アップ)
激務度

管理薬剤師は調剤・服薬指導のほか、様々な管理業務が仕事として加わります。

管理薬剤師の手当は、月1~10万円とかなり幅広いです。
管理薬剤師と薬局長を別にしている薬局では、月1万円の手当に留まることも。

平成30年職種別民間給与実態調査によると、薬局長の平均月収は約50.8万円で平均年齢は50.4歳。一般薬剤師の平均月収は37.8万円で平均年齢は約37.8万円です。
参考:人事院 平成30年職種別民間給与実態調査の結果

ですが管理薬剤師=薬局長ではない企業もあり、薬局長の年収が管理薬剤師の年収になるとは言い切れないことに注意ですね。

また管理薬剤師には残業代を支払わない薬局も。

仕事量と年収の上がり幅を確認し、今の職場で管理薬剤師になるメリットとデメリットをしっかり考えてみましょう。

14.ラウンダーとして働く

年収アップ度(40~120万円アップ)
激務度
ラウンダーは複数店舗をかけ持ちで勤務する薬剤師のことで、毎日違う店舗にいくこともあれば、1週間や1カ月ごとに異なる店舗で勤務するケースもあります。

様々な店舗で即戦力として活躍する必要があるので幅広い知識や経験が求められ、その分年収設定も高めです。

年収は高いですが負担も大きいポジションなので、積極的にやりたいという方は少なく希望すればラウンダーとなれることが多いです。

ある程度薬剤師として経験を積んで自信がついたら、ラウンダーにチャレンジしてみるのも良いですね。

ラウンダー経験者は、転職時にも年収交渉がしやすくなりますよ。

全国異動ありのラウンダーであれば、年収800万円を超えるケースもあります。
三上小夜香

「〇時間まで残業できます」「ラウンダーもやりたい」など自分ができる範囲を具体的に転職エージェントに伝えれば、希望年収に合う求人が見つかりやすくなりますよ。

15.薬局を開業する

年収アップ度(500万円~)
激務度
年収のアップ幅で言えば、薬局の開業がダントツと言えます。
一般的に薬局経営者の年収は1,000万円以上であり、薬剤師の年収を500万円近く上回るためです。

年収のアップ度は間違いなく高いですが、激務度も最高。

薬剤師が開業した場合、多くの薬局で開業した薬剤師本人が主力で働くことになります。

経営が軌道に乗るまでは、毎日残業続きでヘトヘトということは珍しくありません。

開業資金として少なくとも1,500万円は必要ですし、もちろん経営に失敗するリスクもあります。

薬剤師の年収アップ転職|まとめ

薬剤師は初任給が高い代わりに、昇給しにくい職業です。

今よりも大きく年収アップしたいなら、地方の薬局・中小薬局への転職が近道と言えるでしょう。

ただし職を変えずに、年収アップを狙うことも可能です。

まずは研修認定薬剤師の取得を目指しながら、管理薬剤師・薬局長への昇進を視野に入れるのが一般的ですね。
ドラッグストアならラウンダーを目指すことで、年収大幅アップも夢ではありません。

まずは自分が年収どれくらいを目指したいのかを考え、年収アップ方法を決めるのが良いでしょう。

三上小夜香

同じ仕事をするなら、年収が高い方が良いと考えるのは普通のことです。
年収を上げて仕事へのモチベーションやプライベートを充実させましょう!

この記事を書いた人

三上小夜香 三上小夜香
大手調剤薬局に勤務後、転勤族であるMRとの結婚により退職。結婚後はしばらくパートで働き、派遣薬剤師に転向。妊活に専念するため退職し、現在は子育てとライターの兼業中。趣味はゲームとネットサーフィン。

※1
参考:マイナビ薬剤師 薬剤師の就職先別「年代」「年収」調査

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